設立目的活動の趣旨

わたしたちは、相互扶助の精神に基づく地域の総合的振興と、元気で明るく、そして活力に満ちた住みよいまちづくりを、住民が主体となり推進していくため、これに必要な組織として特定非営利活動法人 国分寺まちづくり協議会を設立します。
この法人は、趣旨に賛同する国分寺町の住民全体を構成員とし、国分寺町の地域で従来から取り組んでいる地域おこし活動事業、人づくり・文化・スポーツ活動事業、環境づくり活動事業、情報化推進活動事業、世代間交流活動事業などを組織的に統合して、まちづくり全般にかかる非営利活動とそれに付随する収益活動を行うことを目的としています。
さらに、この法人に参加し、活動する住民に対してはまちづくりの実践の場を提供するとともに、すべての住民がそのサービスを享受し、かつ豊かで安心して暮らすことのできる新たなまちづくりの基本システムとなることを願っているものです。

経緯 経緯申請に至るまでの経緯

私たちの国分寺町は、奈良東大寺を頂点とした、全国60ヶ所余りの国府所在地に国分寺が建立された際、讃岐国の国分寺がこの地に置かれたことが町名の由来となっており、昭和30年に端岡村と山内村が合併した際に「国分寺町」として町制を施行し現在に至っています。 温暖な気候と豊かな自然に恵まれた古代から政治・経済・文化・宗教の中心として栄えたこの町は、天平ロマンの面影を残す一方で、近年は交通網の発達が著しく、高松地区広域市町村圏にあって、中心都市高松市と坂出市に近隣している利便性も伴い、産業及び文化的側面で大きな発展を遂げてまいりました。また住みよい町の実現を目指して行政基盤の整備、地場産業の振興にも積極的に取り組み、人口増加は県下でもっとも高い伸びを示すまでになりました。私たちの国分寺町は都市近郊の快適なベッドタウンへと変貌しながら、平成18年1月10日高松市との合併を機に、新たな飛躍を遂げようとしています。
一方、私たちは高松市へ編入合併することで、これまで当然のように受けてきた行政サービスが大幅に見直されることとなり、行政主導によるまちづくりだけに頼っていたのでは限界があるのではないかとの危機感をもつようになりました。国分寺町の未来を私たちが真剣に考え、論じ、住民のマンパワーによる、行政に頼らない骨太のまちづくりを推進するためには、新たな「まちづくり組織」を早急に構築していく必要があると考えました。国分寺町の住民全員が、自分たち自身でできることは自らの手で行動し、それぞれの立場でまちづくりに効率的かつ意欲的に参画できる組織の確立が必要であると考えます。
このため、将来的には環瀬戸内海圏の中核都市となる可能性を秘めた高松市の中にあっても、私たちの町「国分寺」が、まちづくりを自らの手で実践し、発展的に継続して協働していくことで、魅力と活力あふれるまちづくりを推進し、地域のこれまで培われた個性(アイデンティティ)を失わず、誇りと生きがいをもってこの地に住み続け、未来の子供達が夢と希望を持てるようなシステムづくりが可能となるとの認識にたち、さらに行政との協働に値する住民自治組織のあり方を模索した結果、多くの賛同を得て特定非営利活動法人「国分寺まちづくり協議会」を設立することにいたしました。